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結束力のある多国籍チームを育成するための戦略

2024-09-11 テーマ: 海外進出

多国籍チームを率いること、あるいはその中で働くことは、個人的にもビジネス的にも非常にやりがいのあることです。ハーバード・ビジネス・レビューが最近発表した調査によると、多様なチームは多様な視点をもたらし、ビジネスの成果を高めます。このような成果には、採用、定着率、意思決定、イノベーションなどにおけるパフォーマンスの向上が含まれます。

しかし、国境を越えたチームの管理には無数の課題が伴います。チームの結束力と効果的な貢献を確実なものにするためには、熟考された戦略が必要です。

以下は、結束力のある多国籍チームを構築するために焦点を当て、積極的に開発すべき重要な分野です。

 

効果的なコミュニケーション:ギャップを埋める

多国籍チームのマネジメントにおいて最も重要なことのひとつは、効果的なコミュニケーションです。言葉の違いは誤解を招き、チームの結束を妨げます。

チームメンバー全員が、それぞれの職場環境における言語の長所やニュアンスの違いを認識する必要があります。コミュニケーションは明確かつ簡潔に行います。リモート環境では、グループ全体や1対1で定期的にコミュニケーションをとり、目標、役割、責任を明確にする必要があります。また、仲間意識や帰属意識を高めるために、ビジネス以外の楽しいコミュニケーションに参加することも有効です。

成功するチームは、多様な意思決定アプローチを活用し、異なる視点を用いて質の高い意思決定を行っています。

 

信頼を築く: チーム結束の通貨

信頼は、成功するチームの通貨といえます。信頼は、チームメンバーの幸福を優先することで築かれます。信頼は、チームに対して透明で一貫性があり、親しみやすい存在であることによって育まれます。そうすることで、チームメンバーは自分のフィードバックを安心して共有できるようになり、同時に自分の貢献をよりよく理解できるようになります。

個人として人と関わることは、強力で成功するチームに必要な信頼と絆を生み出すのに役立ちます。私たちの「通貨」である信頼は、コラボレーションとイノベーションのための強固な基盤を確立する上でかけがえのないものです。

 

文化的感受性: 違いを尊重する

チームメンバーによっては、文化的な感受性や規範が行動を左右する場合があることを認識しておきましょう。このテーマに関する書籍だけでなく、オンライン上にある多くの優れたツールでリサーチし、何が予想されるかを知っておきましょう。

例えば、西洋文化におけるコミュニケーションは、一般的に直接的で明確です。他の文化では、メッセージの表現方法に意味が込められています。たしかに、チーム内のさまざまな地域のニーズや行動を特定する際には、一般論を使うことになるでしょう。しかし、それに加えて、あなたはチームを個人として知らなければいけません。彼らの優先事項は何か?何が彼らを突き動かしているのか?何が不満なのか?彼らのフィードバックを受け入れ、必要に応じて適応させましょう。

 

適応力: ダイナミックなグローバル環境を乗り切る

急速に変化するグローバルなビジネス環境では、適応性が極めて重要です。多国籍チームは、市場の需要や人々の動きに柔軟に、機敏に対応しなければなりません。

多国籍チームを率いる場合、1つのリーダーシップ・スタイルがすべてに当てはまるわけではありません。チームの文化的規範、経験、スキルレベルを考慮してください。また、リモートワークの快適さのレベルも考慮するべきです。異なる場所にいる同僚には、オンラインミーティング中に発言するように促しましょう。特に、1対1の通話やメールでのコミュニケーションを好むチームメンバーもいます。

成長への意識を育むことで、リーダーはチームメンバーが変化を受け入れ、それを成長の機会と捉えることができるようになります。

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