インドネシア きょう国会前でデモ、最賃の新制度撤回を要求
[2015.12.08]
インドネシア労働組合総連合(KSPI)は、きょう国会前でデモを実施する。開始時刻は午前10時で、参加者数は数千人を予定。政府が決定した最低賃金の新政策を撤廃するよう求める。
サイド・イクバル代表は「世界銀行や国際通貨基金(IMF)の介入により、最低賃金に関する新しい政令『2015年第78号』が策定された。インドネシアの労働者の意図に沿った内容ではない」と批判を強め、同政令の撤回を求めている。
中央政府は同政令で最低賃金の上げ幅を経済成長率とインフレ率を合わせた数値にするよう定めている。
KSPIなど労働組合は、先月24~27日にかけて全国で大規模なストライキを実施。工業団地が集積する西ジャワ州の一部では工場の操業を一時停止する企業も出た。今月4日にも国会前で1万人規模のデモを予定していたが、きょうに延期した。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /12月8日号より転載)