シンガポール 1年間で5.4%の増加、正社員の実質月収
シンガポールの人材開発省(MOM)は11月30日に発表した今年の労働力報告「シンガポール・ワークフォース2015」で、国民と永住権(PR)保持者の正社員の場合、月収(中央積立基金=CPF=の雇用主拠出分を含む)の中央値が今年6月時点で3,949Sドル(約34万円)になったとの調査結果を示した。前年同期比で名目4.7%、物価変動分を除いた実質で5.4%、それぞれ上昇。実質所得は過去5年間で年平均3.1%上がった。
25~64歳の国民とPR保持者の就業率は、今年6月時点では80.5%。前年同期比0.8ポイント上がった。一方、今年6月時点の失業率は季節調整前、調整後でそれぞれ3.8%と2.8%。季節調整前は0.1ポイント上昇した一方、季節調整後の数字は変わらずとなった。
今年6月時点の国民とPR保持者の労働力人口は223万2,300人で、うち男性は121万6,200人、女性は101万6,100人だった。2006年同月以降、年平均で労働力人口は2.2%、男性は1.5%、女性は3.0%それぞれ増えている。
生産年齢人口に占める労働力人口の比率をいう労働力率は、今年6月は68.3%で、前年同期比1.3ポイントの上昇。男性は76.7%、女性は60.4%で、それぞれ0.8ポイント、1.8ポイントのアップだった。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /12月1日号より転載)