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「給与計算」の注目ニュース

平成27年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果(厚生労働省)
~大学卒(男女計)の初任給は、前年比0.8%増の202,000円で2年連続の増加~

[2015.11.24]

厚生労働省では、このほど、平成27年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を取りまとめましたので、公表します。「賃金構造基本統計調査」は、全国の主要産業に雇用される労働者の賃金の実態を、雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにすることを目的として、毎年7月に実施しています。

そのうち今回公表する内容は、新規学卒者の平成27年初任給(6月分)についての結果で、調査対象として抽出された10人以上の常用労働者を雇用する民間の事業所のうち、有効回答を得た事業所の中で新規学卒者を採用した15,526事業所について集計したものです。

 

【調査結果のポイント】

1.学歴別にみた初任給
大学卒及び高校卒の初任給は、男女計、男女別ともに前年を上回る。

<大学卒>
男女計 202,000円(前年比 0.8%増)
 男性204,500円(同0.8%増)
 女性198,800円(同0.8%増)

<高校卒>
男女計160,900円(同 1.3%増)
 男性163,400円(同 1.3%増)
 女性156,200円(同 1.3%増)


2.企業規模別にみた初任給
大企業(常用労働者1,000人以上)、中企業(同 100~999人)の初任給は、大学卒及び高校卒の男女で前年を上回り、小企業(同10~99人)では、大学卒の男女及び高校卒の男性で前年を上回る。

<大学卒>
男性
 [大企業] 206,900円(前年比0.7%増)
 [中企業] 204,100円(同0.7%増)
 [小企業]198,100円(同0.4%増)
女性
 [大企業] 203,100円(同1.3%増)
 [中企業] 197,200円(同0.4%増)
 [小企業] 191,500円(同0.6%増)

<高校卒>
男性
 [大企業] 163,100円(同1.0%増)
 [中企業] 162,000円(同0.6%増)
 [小企業] 166,100円(同2.7%増)
女性
 [大企業] 160,900円(同1.1%増)
 [中企業] 156,100円(同1.4%増)
 [小企業] 151,800円(同0.0%)

 

3.産業別にみた初任給
初任給について主な産業別にみると、大学卒は、男女ともに「学術研究,専門・技術サービス業」(男性 212,200円/女性212,200円)、高校卒は、男女ともに「生活関連サービス業,娯楽業」(男性172,800円/女性166,900円)が最も高い。

 

4.学歴別にみた初任給の分布
初任給の分布をみると、大学卒は、男女とも20万円台(200,000~209,900円)が最も多く(男性36.1%/女性24.8%)、高校卒は、男性は16万円台(39.8%)、女性は15万円台(28.0%)が最も多い。

詳細は、別添概況をご覧ください。

 

<結果の概要>
1 学歴別にみた初任給
2 企業規模別にみた初任給
3 産業別にみた初任給
4 学歴別にみた初任給の分布

 

<統計表>
付表1 性、学歴別初任給及び対前年増減率の推移 [33KB]
付表2 産業、性、学歴別初任給及び産業間格差 [44KB]
付表3 都道府県、性、学歴別初任給及び都道府県間格差 [51KB]

 

<関連資料>
概要版 [156KB]
概況版 [357KB]

 

【照会先】
大臣官房統計情報部
雇用・賃金福祉統計課賃金福祉統計室
室長 井嶋 俊幸
室長補佐 永田 はるみ
賃金第一係
(代表電話)03(5253)1111(内線7656,7634)
(直通電話)03(3595)3147
 

◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。

(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /11月19日発表・報道発表より転載)

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