カンボジア 最低賃金交渉、労使に隔たり
[2015.09.28]
カンボジア縫製協会(GMAC)は22日、来年の最低賃金について、月額最低賃金を131米ドル(約1万5,750円)へと3ドル(2.3%)引き上げる案を提示した。しかし、労組側が主張する178米ドル以上とは大きな隔たりがあり、交渉は難航している。華字紙の高棉日報(電子版)が伝えた。
GMACのバン・ソウ・レン会長は「3%の物価上昇率を超える賃上げは認められない。過去4カ月で会員企業35社が倒産した。労組が不合理な要求を突き付ければ、さらに多くの工場が倒産しかねない」と指摘した。
一方、労働諮問委員会(LAC)は同日、討論会を開き、カンボジア労働省は来年の最低賃金を6.5%前後引き上げる案を提示した。ただ、同省幹部は「案は一例にすぎず、最終的には政府・労使による交渉で決定される」と述べた。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /9月28日号より転載)