ミャンマー 最低賃金3600チャットに政府承認、9月1日導入
[2015.08.31]
ミャンマー政府は、全国一律日額3,600チャット(約360円)とする法定最低賃金を承認した。9月1日から適用される。国家最低賃金策定委員会の28日の発表を、政府系英字紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが伝えた。従業員15人以下の家族経営や小規模な事業を除き、全業種で全国一律に適用する。
委員会は全国108郡区の2万2,000世帯に調査を実施し、平均の生活費や労働者の収入水準を調査した上で、6月29日に3,600チャットとする最終案を発表。その後も政府、経営者、労働者団体と協議を重ねた。
ミャンマーでは2012年6月に最低賃金法が成立し、政府は14年1月から最低賃金策定に向けた会合を開催したが、労使間の主張に隔たりが大きく調整が難航。策定がずれ込んでいた。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /8月31日号より転載)